石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、京都府八幡市の男山に鎮座する神社で、宇佐神宮、筥崎宮とともに日本三大八幡宮の一つに数えられる。平安時代の859年に創建されて以来、国家鎮護の神社として朝廷や武家から篤い崇敬を受けてきた。とりわけ八幡神を氏神とした源氏との結び付きは深く、武運の神として全国にその名を広めた。
石清水八幡宮の魅力は、単に歴史の古さにあるのではない。男山の豊かな自然に包まれた境内には、都を見守り続けてきた神社ならではの雄大な空気が漂っている。参道を進むにつれ京都盆地が見渡せるようになり、古くからこの場所が都の南西を守る重要な聖地であったことを実感できる。
境内の中心に建つ国宝・本殿は、江戸時代前期に徳川家光の命により造営された壮麗な社殿である。鮮やかな彩色や精緻な彫刻が随所に施され、八幡造と呼ばれる独特の建築様式が今も美しく残されている。その優雅さと力強さを兼ね備えた姿は、日本の神社建築を代表する傑作の一つとされる。
また、石清水八幡宮は歴史の転換点にたびたび登場する神社でもある。清和天皇以来、歴代天皇の崇敬を受け、源氏や足利氏、豊臣氏、徳川氏など、多くの武家政権からも厚く保護された。京都の政治や文化の発展を見守ってきたその歴史は、一つの神社の枠を超え、日本史そのものと深く結び付いている。
春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉と、男山の自然が織りなす景観も見どころである。特に社殿を取り囲む森は神域として大切に守られ、四季折々の美しさが参拝者を迎えている。
石清水八幡宮は、千年以上にわたり都を守護してきた八幡信仰の中心地である。国宝の社殿、武家文化との深い関わり、そして男山の豊かな自然が一体となり、日本の歴史と信仰の奥深さを今に伝えている。





文化財
国宝
建築物
本殿(内殿及び外殿)
国宝
建築物
摂社武内社本殿
国宝
建築物
瑞籬
国宝
建築物
幣殿及び舞殿
国宝
建築物
楼門
国宝
建築物
東門
国宝
建築物
西門
国宝
建築物
廻廊(3棟)
重文
建築物
若宮社
重文
建築物
若宮殿社
重文
建築物
水若宮社
重文
建築物
住吉社
重文
建築物
狩尾社
重文
建築物
東総門
重文
建築物
西総門
重文
古文書
石清水八幡宮文書
重文
彫刻
木造童形神坐像(4躯)
重文
歴史資料
石清水八幡宮御縁起
基本情報
| 名称 | 石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府八幡市八幡高坊30 |
| 創建 | 859年(貞観元年) |
| 社格 | 旧官幣大社・勅祭社 |
| 主祭神 |
八幡大神(応神天皇) 比咩大神 神功皇后 |
| 特徴 | 日本三大八幡宮の一つ・全国屈指の八幡信仰の中心地 |
| 世界遺産 | 古都京都の文化財(構成資産) |
| 国宝 |
本殿(内殿及び外殿) 摂社武内社本殿 幣殿及び舞殿 楼門 東門 西門 瑞籬 廻廊(3棟) |
| 重要文化財 |
若宮社 若宮殿社 水若宮社 住吉社 狩尾社 東総門 西総門 石清水八幡宮文書 木造童形神坐像(4躯) 石造五輪塔 |
| 御朱印 | あり |
| 拝観料 | 境内自由 |
| 駐車場 | あり |
| アクセス |
京阪本線「石清水八幡宮駅」 石清水八幡宮参道ケーブル利用 |
| 公式HP | https://iwashimizu.or.jp/ |
